1週間前から掲示でお知らせし、当日は車を決めた場所へ移していただきます。移せない車のまわりは、手作業で雪を寄せます。
01 除雪と排雪
寄せるのが除雪。
運び出すのが排雪。
似た言葉ですが、使う機械も、かかる費用もまったく違います。広い駐車場ほど、冬のあいだに両方が必要になります。

除雪PUSH
降った雪を、ホイールローダー(前に大きなバケットの付いた機械)で押して、駐車場の端に寄せます。新雪が10cmを越えた朝に、車が出せるようにする作業です。雪は敷地の中に残ります。

排雪HAUL
寄せて高くなった雪山を、ローダーでダンプに積み込み、雪たい積場(雪を捨てる場所)まで運び出します。機械とダンプと人を何台・何人も使うので、夜のうちにまとめて行います。
雪山をそのままにすると、困ること
02 雪山と駐車枠
雪山が、
駐車場を食べていく。
40台のマンションの駐車場を、上から見た図です(見本)。下へ送ると、12月から2月までの雪山の育ち方と、使える駐車枠の数が進みます。

- 使える駐車枠
- 40/ 40台
- 雪山がふさいでいる枠
- 0台
- 12月:まだ余裕がある
雪は、左の端の空き地に寄せられます。枠は全部使えます。
- 1月:端の枠が埋まる
雪山が左の端からはみ出して、上と下の列の枠を3台ずつふさぎます。
- 2月:出入口の横に積むしかない
置き場がなくなり、出入口の横にも雪山。枠は10台減り、道路の左右が見えにくくなります。
- 排雪の夜:全部の枠が戻る
ダンプ18台で雪山を運び出し、朝には40台分の枠と、出入口の見通しが戻ります。
03 積み込み
ガガッ、ドサッ。
満杯で、ブロロロッ。
ダンプ1台に積む雪は、約10㎥。下へ送ると、ローダーが荷台を満たしていきます。満杯になったら、すぐに雪たい積場へ。

荷台の雪(ダンプ1台目)
0.0/ 10㎥1台目、出発。この夜の残りは17台。満杯になったダンプから、順に雪たい積場へ向かいます。
04 雪山の高さと見通し
出入口の横の雪山は、
高さで危なさが変わる。
駐車場の出入口の横に雪山があると、出ていく車の運転席から、歩道の人や道路の車が見えにくくなります。つまみで雪山の高さを変えてみてください。
SIGHT CHECK
運転席から、歩道の子どもが見えます
私たちの決まり(見本):出入口の両側は、雪山を1m以下に保ちます。越えそうなときは、排雪の日を待たずに、そこだけ先に運び出します。

05 排雪の試算
ダンプ何台で、いくら?
駐車場の台数と、雪を寄せておける場所の広さで、1回の排雪で運ぶ雪の量とダンプの台数が決まります。数字は見本の目安で、現地を見てから正式にお見積りします。
40台・置き場は少し・マンション
- 1回に運ぶ雪
- 120㎥
- ダンプ(1台 約10㎥)
- 12台
- 排雪1回の目安
- 220,000円
- おすすめの回数
- 2回/冬
- ひと冬の合計の目安(税込)
- 880,000円
ダンプ1台 16,500円(積み込みの機械・オペレーター・雪たい積場までの往復)+ 1回ごとの段取り 22,000円(誘導員・掲示・写真の報告)で計算しています。
この条件で、見積りを頼む06 ひと晩の段取り
21時の掲示から、
朝6時の報告まで。
排雪の夜は、住む人が寝ているあいだに、駐車場をまるごと入れかえる仕事です。下へ送ると、ある夜の流れが横に進みます。

出入口と歩道に誘導員を立て、ローダーとダンプが入ります。通る人と車を先に通します。

雪山を崩してダンプに積み、満杯になった順に出発。何台ものダンプで、雪たい積場と駐車場を往復します。

札幌市には、民間の排雪も受け入れる雪たい積場があります。夜も開いている所に合わせて運び、暖かい日が続いて閉まる所があれば、運ぶ先を変えます。

残った雪を平らにならし、駐車枠の線が見えるまで仕上げます。歩道と出入口は、手押しの除雪機で。
作業前と作業後の写真、ダンプの台数、運んだ量、気づいたことを、物件ごとの報告書にしてお送りします。
機械とダンプは引き上げ、出入口の誘導員も最後に下がります。朝いちばんの車から、いつもどおり出られます。
07 物件ごとの段取り
物件の種類で、
作業の時間と気づかいが変わる。
同じ排雪でも、マンションと病院では、動ける時間も、空けておく場所も違います。物件の種類を選ぶと、作業できる時間帯(緑の帯)と、段取りが出ます。

マンション
- 作業の時間
- 段取り
- 空けておく所
08 作業の報告
見ていない夜の作業を、
朝の報告書で。
管理会社さまやオーナーさまは、夜の作業に立ち会えません。だから、物件ごとに同じ形の報告書を、作業の終わった朝にお送りします。何台のダンプで、どれだけ運んだかが、そのまま請求の根拠になります。
排雪作業の報告(見本)REPORT #0214
| 物件 | ◯◯マンション(札幌市◯◯区)・40台 |
|---|---|
| 作業の日 | 2月14日の夜 |
| 作業の時間 | 22:30 – 5:10 |
| ダンプ | 18 台(10tダンプ) |
| 運び出した雪 | 約 180 ㎥ |
| 気づいたこと | 東側の消火栓のまわりを空けました。ゴミステーション前の段差に注意の印を付けています。 |
作業前:左の端と出入口の横に雪山
作業後:すべての枠が使える

- 作業前と作業後を、同じ場所から撮ります
- ダンプは1台ずつ記録し、台数をそのまま請求に使います
- 複数の物件は、物件ごとの明細を1つの一覧にまとめます
- 住む人からの問い合わせ先として、報告書をそのまま掲示に使えます
09 シーズンの記録
ひと冬で、雪山は
3回つくられ、3回消える。
ある物件の昨シーズンの記録です(見本の数字)。棒は週ごとに降った雪、線は駐車場の端の雪山の高さ。下へ送ると伸びていきます。雪山が1.5mに近づいたところで、排雪の夜を入れています。
週ごとに降った雪(cm・左の目盛り)雪山の高さ(m・右の目盛り)排雪の夜
10 契約の形
契約の形は、3つ。
物件の広さと、雪を寄せておける場所の広さで、合う形が変わります。迷ったら、現地を見てからご提案します。
| 項目 | SEASONシーズン契約 | COUNT回数契約 | SPOTスポット |
|---|---|---|---|
| 中身 | 除雪(降ったら毎回)+排雪(決めた回数) | 排雪だけを、決めた回数 | 1回だけの排雪 |
| 料金の目安 | 2,750円/台・月 +排雪1回ごとの料金 | 16,500円/ダンプ1台 +段取り 22,000円/回 | 19,800円/ダンプ1台 +段取り 27,500円/回 |
| 出動 | 新雪10cmで自動。排雪の日は雪山を見て提案 | ご連絡か、先に決めた日 | 空きがあれば、ご連絡の翌日以降 |
| 報告 | 毎回、写真つきの報告書 | 毎回、写真つきの報告書 | 作業のあとに報告書 |
| 向いている物件 | マンション・病院など、毎朝の出入りが多い所 | 置き場が広く、除雪は自分たちでできる所 | 今年だけ雪が多い・急いでいる所 |
料金は見本の金額です。雪たい積場までの距離や、夜間の作業の決まり、機械が入れる広さで変わります。請求は月ごとにまとめ、物件ごとの明細をお付けします。
11 雪を置かない場所
雪を、どこに置かないか。
寄せる場所が足りなくなる2月ほど、置いてはいけない所に雪が行きがちです。私たちは、次の場所には雪を置きません。
- 道路札幌市では、敷地の雪を道路に出さないことがルールです。出した雪は、次の道路の除雪で近所の出入口に寄せられてしまいます。
- 消火栓・防火水槽のまわりいざというときに使えるよう、まわりの雪を掘って空け、目印が見えるようにします。
- 非常口と避難の通路建物の非常口の前と、そこから道路までの通路は、雪山でふさぎません。
- となりの敷地との境目雪をとなりへ押し出さないよう、境目の手前で止めて積みます。
- 屋根からの落雪の下屋根の雪が落ちてくる所に雪山があると、さらに高く積み上がって危険です。
- 歩道と点字ブロック出入口の前の歩道は、歩く人が通れる幅を最後まで残します。

12 よく聞かれること
ご担当者さまから、よく聞かれること。
夜中の作業の音は、大丈夫ですか?
1週間前から掲示でお知らせし、建物に近い所は小さな機械で作業します。ダンプの待ち時間にエンジンをかけっぱなしにしないなど、音を減らす決まりを作業する全員で守っています。
車を動かせない部屋があったら?
動かせない車のまわりは、手作業でできる範囲を寄せます。残った所は、報告書でお知らせし、次の除雪の日に寄せます。
雪たい積場が閉まっていたら?
開いている別の雪たい積場へ運びます。遠くなって費用が変わる場合は、作業の前にお知らせします。
管理している物件を、まとめて頼めますか?
はい。物件ごとに担当の組と作業の順番を決め、報告書と請求は、物件ごとの明細つきで1つにまとめます。
見積りに、何が必要ですか?
駐車場の図面か上から見た写真、駐車の台数、雪を寄せておける場所が分かると早いです。現地を見てのお見積りは無料です。
シーズンの途中からでも、頼めますか?
機械とダンプの空きがあれば、1月からでもお受けします。雪山が大きくなっている場合は、最初に排雪から始めます。
13 法人のお見積り
物件の見積りを、
依頼する。
管理会社さま・オーナーさま・店舗の施設ご担当さまからのご依頼を受け付けています。現地を見て、契約の形と排雪の回数をご提案します。
- 駐車場の図面か、上から見た写真
- 駐車の台数と、雪を寄せておける場所
- 作業できる時間帯の決まり(夜間の音など)
