光
冬の太陽は低く、夏は高い。その差を使って、冬は部屋の奥まで日を入れ、夏は軒で止めます。
架空の設計事務所で作った見本です
YOHAKU ARCHITECTS
12:00
冬至の正午でも、太陽は23度ほどしか上がりません。そのぶん日差しは床の奥まで届きます。
北海道の家は、冬の過ごしやすさで決まります。設計の最初に、この三つを敷地で確かめます。
冬の太陽は低く、夏は高い。その差を使って、冬は部屋の奥まで日を入れ、夏は軒で止めます。
屋根の雪が、どこへ落ちるか、どこに溜まるか。玄関や車の出入りの側に落とさない屋根にします。
敷地いっぱいに建てず、あえて空けておく所をつくります。雪を寄せる場所にも、夏の庭にもなります。
どれも、敷地に一日いて光を見てから描き始めました。
江別市 夫婦ふたりの住まい
札幌市南区 建て替え
どの家も、紙の模型にライトを当てて確かめます
当別町 カフェと焙煎所
築四十年の二階建てを、夫婦ふたりの平屋に建て替えました。冬に使わなかった二階をやめて、そのぶん南に開いた居間をつくっています。

札幌の屋根は、雪を「落とす」か「載せておく」かを先に決めます。金属の屋根を少しずつ立てていくと、ある角度で、積もった雪がまとめて滑り落ちます。
屋根の角度32度雪が滑って落ちる角度
最初は音が出ません。押すと、雪が滑る音と、落ちる音が鳴ります(iPhone はマナーモードのとき鳴りません)。
屋根の雪は、軒先からまとめて落ちます。玄関と車の出入りは、雪の落ちない側に。落ちる側は、春まで雪を置いておける余白にします。
札幌の屋根は「雪を落とす」か「載せておく」かを先に決めます。下のつまみで屋根の角度を変えると、雪がどう振る舞うかが分かります。
雪は滑って落ちます。落ちる側に、玄関や車を置かない配置にします。
今の住まいで困っていることと、好きな時間の過ごし方を聞きます。間取りの話は、まだしません。
朝から夕方まで敷地にいて、光の入り方、風、雪の溜まる場所、隣の家の窓を見ます。
紙の模型に冬至と夏至の太陽を当てて、窓の大きさと軒の出を決めます。
暮らし方と光の検討をもとに、間取りと仕上げを図面にまとめます。
現場に通い、図面だけでは決められない窓の高さや手すりを、その場で調整します。
最初の冬が終わった頃に伺い、寒い所や結露を一緒に見て直します。
冬の朝、居間の奥まで日が入るので、晴れた日は昼まで暖房をつけていません。白樺の平屋に住むご夫婦
屋根の雪が玄関の反対側に落ちるので、朝の雪かきが半分で済むようになりました。当別町のカフェの店主
最初の冬のあとに来てくれて、寒かった窓辺を一緒に見てくれたのが心強かったです。札幌市南区のご家族
できます。候補の土地があれば、一緒に見に行って光と雪の入り方をお伝えします。土地を選ぶ前に来ていただくのが、いちばん失敗が少ないです。
はい。今の家に住みながらでも、庭や窓から一日の光を見せていただきます。長く住んだ方の「冬はここが寒い」は、図面より確かな手がかりです。
車で日帰りできる範囲なら伺います。敷地で一日過ごす日と、工事中に通う日は、前もって決めておきます。
できますが、基礎は雪の前に終えるように段取りします。いつから住みたいかを先に伺い、逆算して工事の時期を決めます。
余白建築設計は、LIT STUDIO が作った架空の設計事務所です。実在の会社・建物ではありません。写真は AI で作ったものです。
札幌の小さな設計事務所。「光の入り方から考える」という考え方を、言葉で説明するより先に、触って分かってもらいたい事務所を想定しました。
工務店・設計事務所・リフォーム会社など、「建てる前に分かってほしいこと」がある会社に向いています。太陽の代わりに、雪の積もり方や、窓からの眺めを見せることもできます。
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