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Shopifyとは? 何ができる? 向いている事業をわかりやすく解説

「世界で使われているらしい」の先へ。サーバー管理不要の月額制サービスという正体、モール型との構造の違い、自分の事業に合うかどうかの判断基準を、専門用語をかみ砕いて解説します。

ネットショップについて調べ始めると、必ず目にするのが Shopify (ショッピファイ) という名前です。「世界で一番使われているらしい」「大手も使っているらしい」とは聞くものの、実際のところ何ができて、自分の事業に合うのかは分かりにくいものです。

この記事では、Shopify がどういう位置づけのサービスなのかをゼロから説明し、向いている事業・向かない事業 の線引きと、楽天市場や Amazon のような「モール型」との違いまで整理します。読み終わる頃には、「自分は Shopify を検討すべきかどうか」を判断できる状態を目指します。

Shopifyとは ─ 世界最大級のECプラットフォーム

Shopify はカナダ生まれの、ネットショップを自分で開設・運営できる月額制のサービス です。世界中で使われており、EC (ネット販売) の構築サービスとしては世界最大級のシェアを持つと言われています。日本語にも対応しており、国内の利用も年々広がっています。

技術的な面で押さえておきたいのは次の 2 点です。

  • サーバー管理が不要 ── サイトを動かすコンピュータ (サーバー) の契約・保守は Shopify 側がやってくれます。セキュリティ更新や急なアクセス増への対応も含まれるため、専門知識のない事業者でも運営できます
  • 月額課金のサブスクリプション ── 買い切りではなく、月額を払って使い続ける形です。プランによって使える機能と手数料が変わります

Shopifyでできること

「ネットショップに必要な一式」が最初から揃っています。

  • 商品ページの作成、在庫管理、受注管理
  • クレジットカード・コンビニ払い・スマホ決済などの 決済機能
  • 送料設定、配送業者との連携
  • クーポン・セール・メールでの販促
  • アクセス解析 (どこから何人来て、何が売れたか)

さらに Shopify の最大の特徴が アプリによる拡張 です。世界中の開発者が作った追加機能 (アプリ) を組み合わせて、定期購入、予約販売、会員ランク、倉庫システム連携、Instagram 連携など、事業の成長に合わせて機能を足していけます。 多言語・多通貨対応が強く、海外販売への入り口が広い のも特徴です。

楽天・Amazonなどモール型との違い

ここが一番大事な整理です。楽天市場や Amazon は「モール型」と呼ばれ、Shopify のような「自社EC型」とは商売の構造が違います。

モール型 (楽天・Amazon 等)自社EC型 (Shopify 等)
例えるなら大型ショッピングモールへの出店路面に自分のお店を構える
集客モールに人が集まっている (来店は見込める)ゼロから自分で集める必要がある
手数料販売手数料等が比較的高め決済手数料中心で比較的低め
顧客情報モール側のもので、活用に制限がある自分の資産として蓄積できる
デザインモールの型に従う自由。ブランドの世界観を出せる
価格競争同業と並ぶため起きやすい比較されにくい

つまり モール型は「集客をお金で買う」、自社EC型は「集客は大変だが、利益率と顧客資産で勝る」 という関係です。どちらが優れているかではなく役割の違いなので、モールで販路を確保しつつ自社ECでファンを育てる、という併用も現実的な選択肢です。

Shopifyが向いている事業

次のどれかに当てはまるなら、Shopify は有力な候補です。

  1. ブランドの世界観ごと売りたい ── 自社の商品写真・ストーリー・デザインで勝負したい事業。モールの型では表現しきれない魅力を出せます
  2. リピート・定期購入が軸になる商材 ── 食品・化粧品・消耗品など。顧客情報を自分の資産にできる自社ECの強みが最大化します
  3. 海外にも売りたい ── 多言語・多通貨・海外配送への対応力は、国内サービスと比べた Shopify の明確な強みです
  4. 事業として本気で伸ばす予定がある ── アプリでの拡張余地が大きく、「サービスの限界が事業の限界になる」事態を避けやすい構造です

Shopifyが向かない事業・注意点

一方で、正直に言って向かないケースもあります。

  • まず売れるか試したいだけの段階 ── 月額が固定で掛かるため、お試し段階なら無料で始められる国内サービス (BASE・STORES など) のほうが身軽です。詳しくは Shopify・BASE・STORES の比較記事 にまとめています
  • 集客をモールに頼りたい事業 ── Shopify で開店しても、お客様は自動的には来ません。SNS や検索対策に取り組むつもりがないなら、モール型のほうが結果は出やすいです
  • 管理画面の学習に時間を割けない ── 海外由来のサービスのため、画面の用語や設定の考え方に独特のクセがあります。慣れるまでの学習コスト、またはプロに構築を任せる費用は見込んでおくべきです

まとめ ─ 「モールに出店」ではなく「自分の店を持つ」選択肢

要点を圧縮します。

Shopify は、集客の手間と引き換えに「利益率・顧客資産・ブランドの自由」を手に入れる、自分のお店の持ち方。

  • Shopify は世界最大級の 自社EC型 プラットフォーム。サーバー管理不要の月額制
  • モール型 (楽天・Amazon) との違いは 集客・手数料・顧客情報の持ち主
  • ブランド重視・リピート商材・海外販売・本気の成長投資なら向いている
  • お試し段階・モール集客頼み・学習時間ゼロなら、まだ選ぶ段階ではない

なお、ツール選びの前に開業全体の段取りを掴んでおくと判断が早くなります。ネットショップ開業の流れと費用 もあわせてどうぞ。

よくある質問

Q.Shopifyは無料で使えますか?
基本は月額制の有料サービスで、最も安いプランで月数千円程度から (米ドル建てのため為替で変動) です。無料体験期間が用意されていることが多いので、操作感を試してから契約できます。料金は改定されることがあるため、公式サイトで最新の金額を確認してください。
Q.楽天やAmazonへの出店と何が違いますか?
モール型 (楽天・Amazon) は集客力のあるモールに出店する形で、来店は見込めますが手数料が高めで顧客情報の活用にも制限があります。Shopifyは路面店のように自分のお店を持つ形で、集客は自分で行う必要がある一方、手数料が低めで顧客情報を自分の資産にできます。併用も現実的な選択肢です。
Q.英語ができなくても使えますか?
管理画面もサポートも日本語に対応しており、日常の運営は日本語で完結できます。ただし海外由来のサービスのため、一部のアプリやテーマ、用語の考え方に英語圏のクセが残っています。慣れるまでの学習時間か、初期構築をプロに任せる選択肢を見込んでおくと安心です。
Q.個人や小規模事業でもShopifyを使う意味はありますか?
あります。特にブランドの世界観で勝負したい商材、定期購入・リピートが軸の商材、海外販売を視野に入れる事業では規模を問わず有力です。逆に「まず売れるか試したいだけ」の段階なら、無料で始められる国内サービスから入って後から移行する順番でも遅くありません。

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