ホームページ制作の費用相場【2026年版】料金の内訳と安く抑えるコツ
LP・コーポレートサイト・ECサイトの相場を依頼先別に一覧表で整理。「なぜ10万円と100万円の見積もりが並ぶのか」の種明かしと、品質を落とさず安くする現実的なコツをまとめました。
「ホームページを作りたいけど、いくら掛かるのか見当がつかない」── 制作の相談で、いちばん多く聞く言葉です。実際に相見積もりを取ると、同じ依頼内容なのに 10万円と100万円の見積もりが並ぶことも珍しくありません。
この記事では、制作側の人間として 料金の仕組みを種明かし します。相場の一覧表だけでなく、「なぜその金額になるのか」「どこを削れば安くなり、どこを削ると失敗するのか」まで書きました。読み終わる頃には、見積もりを自分で判断できるようになるはずです。
ホームページ制作の費用相場 早見表
まず全体像です。金額は 2026 年時点の一般的な相場で、地方 (札幌を含む) は東京の相場より 1〜2 割ほど安くなる傾向があります。
| サイトの種類 | フリーランス | 中小の制作会社 | 大手・広告代理店 |
|---|---|---|---|
| LP (1ページの縦長サイト) | 5〜20万円 | 20〜60万円 | 60万円〜 |
| 会社サイト (5〜10ページ) | 15〜40万円 | 40〜150万円 | 150〜400万円 |
| ネットショップ (Shopify 等) | 20〜60万円 | 50〜200万円 | 200万円〜 |
| 予約・会員機能つきサイト | 30〜80万円 | 80〜300万円 | 300万円〜 |
同じ行の中で金額に幅があるのは、ページ数・デザインのオリジナル度・原稿や写真を誰が用意するか で工数が大きく変わるためです。
見積もりの内訳 ─ お金は何に掛かっているのか
見積書によく出てくる項目と、費用全体に占めるおおよその割合です。
| 項目 | 内容 | 割合の目安 |
|---|---|---|
| 企画・ディレクション | 要望の整理、構成案づくり、進行管理 | 10〜20% |
| デザイン | 見た目の設計。トップ+下層ページのデザイン | 25〜35% |
| コーディング・実装 | デザインをブラウザで動く形にする作業 | 25〜35% |
| CMS 構築 | お知らせ等を自分で更新できる仕組み | 10〜20% |
| 原稿・写真 | 文章のライティング、撮影 | 0〜20% |
見積もりを比較するときは、総額ではなく この内訳が書かれているか をまず見てください。「ホームページ制作一式 ◯◯万円」としか書かれていない見積もりは、後から「それは含まれていません」というトラブルの元になりがちです。
同じ依頼で 10万円と100万円の差が出る理由
相見積もりで金額が 10 倍違うと不安になりますが、カラクリは主に 3 つです。
1. デザインを新しく作るか、型を使うか
テンプレート (既製の型) に流し込めばデザイン費はほぼゼロになり、ゼロから設計すれば数十万円になります。中身の文章と写真が同じなら、集客力の差は思ったほど大きくありません。 予算が限られているなら、デザインより次の「原稿」にお金を残すほうが効果的です。
2. 原稿・写真を誰が用意するか
意外に思われますが、ここが一番の分かれ目です。プロのライター・カメラマンが入ると 10〜30 万円上がります。逆に「文章と写真はこちらで用意します」と言えるなら、それだけで見積もりは大きく下がります。
3. 会社の体制 (関わる人数)
フリーランスは 1 人で全部やるので安く、大手はディレクター・デザイナー・エンジニア・営業と人が増えるぶん高くなります。高い=良いではなく、あなたの案件に何人も必要か? で判断するのが正解です。
費用を安く抑える 5 つのコツ
品質を落とさずに費用を下げる、現実的な方法です。
- ページ数を絞って始める ── 最初から 10 ページ作らず、まず 5 ページで公開して反応を見てから増やす。追加は後からできます。
- 原稿と写真を自分で用意する ── 前述のとおり、これが一番効きます。文章は箇条書きレベルでも、あれば工数が大きく減ります。
- 「参考サイト」を 2〜3 個見つけておく ── 好みを言葉で伝えるより、デザインの往復回数が減り、その分安くなります。
- 更新したい場所を先に決める ── 全ページを CMS 化すると高くつきます。「お知らせだけ自分で更新したい」のように絞ると無駄がありません。
- AI 活用型の制作会社を選ぶ ── 2025 年頃から、AI との共同開発で制作時間を圧縮し、その分価格を下げる制作会社が増えています。同じ品質で従来の半額以下になるケースもあります (LIT STUDIO もこの方式です)。
ホームページ制作に使える補助金
条件が合えば、制作費の 1/2〜2/3 が補助される制度があります。
| 制度 | 補助額の目安 | 対象になりやすいケース |
|---|---|---|
| 小規模事業者持続化補助金 | 上限 50〜200万円 (補助率 2/3) | 従業員 5〜20 人以下の小規模事業者の販路開拓 |
| IT導入補助金 | 数十万〜450万円 (類型による) | EC サイト構築や業務システムを含む場合 |
| 自治体の独自補助金 | 5〜50万円程度 | 札幌市・北海道など自治体ごとに募集時期あり |
注意点として、申請してから採択されるまで数か月かかる こと、公募のスケジュールが年度ごとに変わることがあります。補助金ありきで計画すると公開時期が大きく遅れるので、「使えたらラッキー」くらいの位置づけがおすすめです。申請サポートに対応している制作会社もあるので、見積もり時に聞いてみてください。
制作費だけでなく「維持費」も見ておく
ホームページは作って終わりではなく、維持に月々の費用が掛かります。
| 項目 | 月額の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| サーバー代 | 500〜3,000円 | サイトのデータを置く場所代 |
| ドメイン代 | 100〜300円 (年払い) | 「◯◯.jp」などの住所代 |
| 保守・管理費 (任意) | 5,000〜50,000円 | 更新代行、バックアップ、トラブル対応 |
保守費の幅が大きいのは、「何をどこまで任せるか」で変わるためです。自分で更新できる作りにしておけば、保守契約なし (サーバー・ドメイン代のみ) でも運用できます。 ただしその場合も、トラブル時に相談できる窓口があるかは確認しておきましょう。
まとめ ─ 相場より大事なこと
- 料金は「人が動く時間」で決まる。差の正体は デザインのオリジナル度・原稿を誰が書くか・会社の体制 の 3 つ
- 見積もりは総額でなく 内訳 で比べる。「一式」表記は要注意
- 安くしたいなら、ページ数を絞り、原稿・写真を自分で用意するのが一番効く
- 月額 0 円型の契約は 解約条件とデータの所有権 を必ず確認
- 制作費と別に 維持費 (月 1,000 円〜) が掛かることも忘れずに
最後に一つだけ。相場はあくまで目安で、本当に大事なのは「その金額で 何が目的として達成されるか」です。10 万円でも目的を果たすサイトはありますし、100 万円でも役に立たないサイトはあります。見積もりを前に迷ったら、金額ではなく「このサイトで何を実現したいんでしたっけ?」という会話に付き合ってくれる会社を選んでください。
よくある質問
Q.ホームページの制作費用の最低ラインはいくらですか?
Q.制作期間はどのくらいかかりますか?
Q.毎月の維持費はいくらかかりますか?
Q.極端に安い見積もりは避けるべきですか?
あわせて読む