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ホームページ発注前の準備リスト ─ 原稿・写真を揃えると安く早い

制作費と納期は発注前の準備でかなり決まります。ライティング費用を丸ごと不要にする原稿メモの作り方、スマホで揃える写真4種類、デザインのすれ違いを防ぐ参考サイトの集め方をリスト化しました。

ホームページの制作費と期間は、実は発注する前の準備でかなりの部分が決まります。同じ内容のサイトでも、素材が揃っている発注と丸投げの発注では、見積もりも完成までの日数も大きく変わるのです。

この記事では、発注前に準備しておくべきものを「目的の言語化・原稿・写真・参考サイト」の 4 つに整理し、なぜ準備すると安く早くなるのかの仕組みと、そのまま使える準備リストをまとめます。制作会社に問い合わせる前の 1〜2 週間でできる内容です。

準備すると「安く・早く」なる理由

制作会社の見積もりは、突き詰めると「作業時間 × 人件費」です。つまり、制作会社の作業時間を減らせるものを持ち込めば、その分だけ安くなります

  • 原稿を渡せば、ライティング費用 (数万〜数十万円) が丸ごと不要になる
  • 写真があれば、撮影費用や有料素材の購入費が減る
  • 目的と参考サイトが明確なら、提案とデザインのやり直しが減る

期間についてはさらに効果的です。制作が遅れる最大の原因は、実は制作会社の作業ではなく 発注側の「原稿待ち・写真待ち・確認待ち」 です。素材が最初から揃っていれば、この待ち時間がゼロになり、通常 1〜3 か月の制作期間を大幅に短縮できます。AI を活用する制作体制なら最短 1 週間という納期も、素材が揃っていることが前提です。

発注前の準備リスト 一覧表

準備するものの全体像です。◎ は効果が特に大きいものです。

準備するもの内容効果
目的の言語化 ◎誰に・何をしてほしいサイトか、を 1〜2 文で提案の精度が上がり、やり直しが減る
原稿 (下書きで可) ◎会社概要・サービス説明・代表挨拶などライティング費用の削減、期間短縮
写真外観・内観・商品・スタッフの写真撮影費・素材費の削減
参考サイト好きなサイトと嫌いなサイトを 3 つずつデザインのすれ違い防止
ロゴ・会社案内データがあれば形式問わずデザインの土台になる
現サイトの情報ドメインとサーバーのログイン情報 (リニューアルの場合)移行作業がスムーズに

全部揃わなくても大丈夫です。上 2 つ (目的と原稿の下書き) だけでも、見積もりの精度と制作スピードは目に見えて変わります。

目的の言語化 ─ 一番大事な準備

「かっこいいサイトにしたい」は目的ではありません。制作会社が本当に知りたいのは、次の 2 つです。

  1. 誰に見てほしいか ─ 新規のお客様か、求職者か、取引先か。年齢層や地域は?
  2. 見た人に何をしてほしいか ─ 電話してほしい、資料請求してほしい、店に来てほしい、応募してほしい

たとえば「札幌市内の 30〜50 代の個人客に、電話で見積もり依頼をしてほしい」と 1 文で言えれば、ページ構成もデザインも文章もすべてこの 1 文から逆算できます。逆にここが曖昧だと、どれだけ腕のいい制作会社でも的を外します。

原稿 ─ 完璧な文章でなくてよい

原稿と聞くと身構えますが、必要なのは「情報」であって「上手な文章」ではありません。箇条書きのメモで十分です。

  • 会社概要: 社名・住所・電話・営業時間・沿革 (既存の会社案内のコピーで可)
  • サービス紹介: 何を・いくらで・どんな流れで提供しているか
  • 自社の強み: お客様によく褒められる点、同業と違う点を箇条書きで
  • よくある質問: 電話やメールで実際によく聞かれること 5〜10 個

文章として整える作業は制作会社側 (や AI) が得意な領域なので、任せて構いません。ただし 事業の中身と強みだけは、社内からしか出てきません。ここを丸投げすると、どこかで見たような当たり障りのないサイトになります。

写真 ─ スマホ写真でも戦える

写真は有料素材 (ストックフォト) でも見栄えは作れますが、お店の外観・中の様子・働いている人の顔 だけは素材写真では代用できません。そしてこの「実物の写真」こそが、見た人の安心感に一番効きます。

いまのスマホは晴れた日の屋外や明るい店内なら十分な画質で撮れます。撮っておくべきは次の 4 種類です。

  • 外観 (お客様が来店時に目印にする角度で)
  • 内観・作業風景
  • 商品・施工事例・実績
  • スタッフの顔写真 (難しければ後ろ姿や作業中の姿でも)

プロカメラマンの撮影を制作会社経由で頼むこともできます (別料金のことが多い) が、まずは手持ちとスマホで揃えて、トップページなど目立つ場所だけプロに頼む のが費用対効果の高いやり方です。

参考サイト ─ 「好き」と「嫌い」を 3 つずつ

デザインの好みを言葉で伝えるのはプロでも困難です。「シンプルで温かみのある感じ」の解釈は人の数だけあります。そこで、同業他社や好きなブランドのサイトを「好き 3 つ・嫌い 3 つ」 集めてください。

コツは、どこが好き / 嫌いかを一言添えることです。「この配色が好き」「この写真の大きさが好き」「ごちゃごちゃして見づらいのが嫌い」程度で十分。嫌いなサイトの情報は、好きなサイトと同じくらいデザインのすれ違いを防いでくれます。

まとめ ─ 準備は「発注先への説明資料」になる

  • 見積もりは作業時間で決まる。素材の持ち込み = 作業時間の削減 = 費用の削減
  • 制作遅延の最大原因は発注側の素材待ち。準備が納期を決める
  • 最優先は 「誰に・何をしてほしいか」の 1 文。社内で認識を揃えてから発注する
  • 原稿は箇条書きのメモで十分。写真は実物 (外観・人・事例) をスマホで揃える
  • 参考サイトは「好き 3 つ・嫌い 3 つ」を理由付きで

ここまで準備できたら、あとは依頼先選びです。制作会社の選び方費用相場の記事を読んでから相見積もりに進むと、話が早く、見積もりの妥当性も自分で判断できるようになります。

よくある質問

Q.原稿は全ページ分を用意しないとダメですか?
いいえ、箇条書きのメモで十分です。文章として整える作業は制作会社側が得意な領域なので任せられます。ただし事業の中身・強み・よくある質問といった「情報」は社内からしか出てこないため、そこだけは必ず用意してください。
Q.写真がありません。素材写真だけで作れますか?
作れますが、外観・店内・スタッフの顔といった「実物の写真」は素材では代用できず、ここが見た人の安心感に一番効きます。明るい場所ならスマホ撮影で十分実用になるので、まず手持ちのスマホで4種類 (外観・内観・事例・人) を揃えるのがおすすめです。
Q.準備するとどのくらい安く・早くなりますか?
内容によりますが、原稿を持ち込めばライティング費用 (数万〜数十万円) が不要になり、写真があれば撮影費・素材費が減ります。期間面では「素材待ち」が消えるため効果が大きく、通常1〜3か月の制作期間を大幅に短縮できます。
Q.何から手を付ければいいですか?
「誰に見てほしいか・見た人に何をしてほしいか」の1文を作ることからです。ここが決まれば、必要な原稿も写真も逆算できます。社内の2〜3人に同じ質問をして答えが揃うか確かめるのが、お金のかからない最初の一歩です。

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