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ドメインとサーバーとは?ホームページの住所と土地をやさしく解説

ドメインは住所、サーバーは土地。仕組みの説明だけでなく、「名義を制作会社任せにするとドメインを人質に取られる」という契約上の急所と、更新切れ事故の防ぎ方まで踏み込みます。

ホームページの見積もりや契約書に必ず出てくるのに、一番説明されないのが「ドメイン」と「サーバー」です。分からないまま「制作会社にお任せ」で進めてしまう方が多いのですが、実はこの2つ、任せ方を間違えると会社の資産を人質に取られる ことがある、契約上とても大事な項目です。

この記事では、ドメインとサーバーの仕組みを例え話で押さえたうえで、費用の目安と、契約時に絶対に外してはいけない「名義」の話をします。技術の勉強ではなく、経営者として損をしないための知識として読んでください。

ドメインとサーバーを一言でいうと

難しい定義は抜きにして、不動産に例えるのが一番分かりやすいです。

  • ドメイン = 住所 ── 「◯◯.jp」「◯◯.com」のような、インターネット上の住所です。世界に同じものは2つ無く、早い者勝ちで取得します
  • サーバー = 土地 ── ホームページのデータを実際に置いておく場所です。借りている間だけ使えます
  • ホームページ = 建物 ── 土地 (サーバー) の上に建て、住所 (ドメイン) を頼りに人が訪ねてきます

この例えで大事なのは、建物・土地・住所は別々の契約だ という点です。制作会社に建物 (サイト) を作ってもらっても、住所と土地の契約が誰の名義かは別の話。ここが後々効いてきます。

ドメインの基礎 ─ 種類と年間費用

ドメインは「お名前.com」「ムームードメイン」のような登録サービスで取得し、年単位で更新料を払い続ける ものです。買い切りではありません。

種類年間費用の目安特徴
.comexample.com1,000〜2,000円程度世界で最も一般的。迷ったらこれ
.jpexample.jp3,000〜4,000円程度日本の組織・個人向け。信頼感がある
.co.jpexample.co.jp4,000〜8,000円程度日本の登記済み法人だけが取得できる
.net / .org などexample.net1,000〜2,000円程度.comの代替として使われる

※料金は登録サービスや年により変動があります。また「1年目だけ極端に安く、2年目から通常料金」の価格設定が一般的なので、更新料のほうを見て 選んでください。

社名やサービス名のドメインは、サイトを作る予定がまだ無くても先に取得しておく価値があります。年間数千円で、他人に取られるリスクを消せます。

サーバーの基礎 ─ 種類と月額費用

サーバーは自社で機械を買うのではなく、レンタルサーバー会社から借りるのが普通です。中小企業のホームページなら、月額1,000円前後の共用レンタルサーバー (エックスサーバー、ロリポップ、さくらのレンタルサーバなど) で性能はまず足ります。

なお、WixやSTUDIOのような作成ツールは、サーバー代が月額プランに含まれる形です。この場合サーバー契約は不要ですが、ツールをやめるとサイトごと消える点は覚えておいてください。ツールごとの違いは Wix・STUDIO・WordPress比較 にまとめています。

ドメインとサーバーを合わせた維持費は、年間でおおよそ15,000〜30,000円程度 が中小企業サイトの標準的なラインです。

名義は必ず自社にする ─ この記事で一番大事な話

ここからが本題です。ドメインとサーバーの契約には「名義 (誰の持ち物か)」があり、制作会社に丸ごと任せると 制作会社名義 で取得されることがあります。

名義が制作会社にあると、何が起きるか。

  • 制作会社を変えたいとき、住所 (ドメイン) を持ち出せない ことがあります。ドメインを変えると、URLが変わり、育てた検索の評価もリセットされます
  • 值上げや対応の悪さに不満があっても、ドメインを人質に取られている状態 なので強く出られません
  • 制作会社が廃業・音信不通になると、更新手続きができず ドメインが失効 する恐れがあります

更新切れ事故 ─ 実際に起きること

もう1つの落とし穴が、更新料の払い忘れによるドメイン失効 です。

ドメインは更新料を払わないと失効し、一定の猶予期間を過ぎると誰でも取得できる状態に戻ります。実際に起きるのはこんな事故です。

  • 登録時のメールアドレスが退職者のもので、更新通知が誰にも届かず失効
  • クレジットカードの有効期限切れで自動更新が失敗し、気づいたらサイトもメールも停止
  • 失効したドメインを第三者に取得され、買い戻しに高額を要求される か、無関係なサイトを運営される

ドメインが失効すると、サイトが見られなくなるだけでなく、そのドメインで使っていたメールアドレスも全て止まります。 事業への打撃はサイト停止より、むしろメール停止のほうが大きいことも多いです。

まとめ ─ 覚えることは3つだけ

技術的な細部は忘れても構いません。経営判断として覚えておくのは次の3つです。

  • ドメインは住所、サーバーは土地。サイト本体とは別の契約 で、年間維持費は合わせて15,000〜30,000円程度
  • 名義は必ず自社にする。 制作会社には「管理の代行」だけを任せる
  • 更新切れはサイトとメールを同時に止める。自動更新 + 代表アドレスでの登録 で防ぐ

すでに運用中のサイトがある方は、この記事を読んだ流れで、いま一度ご自身のドメインの名義と更新設定を確認してみてください。10分で済む、費用対効果の非常に高い点検です。

よくある質問

Q.ドメインとサーバーの維持費は年間いくらかかりますか?
ドメインが年間1,000〜8,000円程度 (種類による)、レンタルサーバーが月額1,000円前後で、合わせて年間15,000〜30,000円程度が中小企業サイトの標準的なラインです。料金はサービスや年により変動があります。
Q.ドメインの名義が制作会社になっているか確認する方法はありますか?
まず制作会社に「ドメインの登録名義はどちらですか」と直接確認するのが確実です。契約書や請求書にドメイン管理費の項目があるかも手がかりになります。名義が制作会社の場合は、自社への移管が可能か合わせて確認してください。
Q..jpと.comはどちらを選ぶべきですか?
どちらでも実用上の大差はありません。日本向けの事業なら信頼感のある.jp、費用を抑えたいなら.comが定番です。法人であれば、登記済み法人しか取得できない.co.jpが最も信頼性を示せます。迷ったら社名と合わせやすいものを選んでください。
Q.ドメインの更新を忘れるとどうなりますか?
失効するとサイトが表示されなくなり、そのドメインのメールアドレスもすべて止まります。猶予期間を過ぎると第三者が取得できる状態になり、買い戻せない場合もあります。自動更新の設定と、通知先を複数人が見られる代表アドレスにしておくことで防げます。

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