ホームページのスマホ対応とは?レスポンシブの意味と費用感を解説
スマホ非対応でいちばん大きい損は、来た人が読めずに帰ることです。Googleがスマホで何を見ているのか、レスポンシブの意味、パソコンでもできる確かめ方、部分的に直すか作り直すかの分かれ目を順に整理します。

スマホで自社のホームページを開いて、文字を指で広げないと読めないなら、そのサイトはスマホに対応できていません。
総務省の調査では、インターネットを使う端末はスマートフォンが74.4%で、2017年にパソコンを上回りました。年代別でも、60代の78.8%、70代の53.0%がスマホでインターネットを使っています(2024年。総務省 情報通信白書 令和7年版)。
この記事では、スマホ非対応で起きること、「レスポンシブ対応」の意味、自分のサイトの確かめ方、直すときの費用の決まり方を順に説明します。
スマホ対応していないと何が起きるか
読む前に閉じられる
パソコン用の画面がそのまま縮んで表示されるため、文字はとても小さくなります。指で広げながら読むのは手間で、よほど用事が強い人でなければ途中で戻ります。お客様に年配の方が多い業種では、なおさらです。文字の大きさや色の決め方は高齢のお客様にも読みやすいホームページの作り方にまとめています。

操作でつまずく
- ボタンやリンクが小さく、隣を押してしまう
- 問い合わせフォームが崩れて、入力欄が押せない・送信できない
- 電話番号が画像で置かれていて、押しても電話がかからない
どれも問い合わせの直前で起きます。外出先で「今から行ける所」を探す飲食店や美容室・サロンでは、スマホでの見え方がそのまま来店に響きます。海外からの旅行者もスマホで探すので、ホームページの多言語対応は必要?もあわせて読んでおくと判断しやすくなります。
検索での扱い
Google は、スマホ用の巡回ロボットで集めたページの内容を、検索の索引と順位付けに使っています。これを「モバイルファーストインデックス」と呼び、Google は作り方としてレスポンシブを勧めています(Google 検索セントラル「モバイルファースト インデックス」)。
ここで使われるのは、スマホに届くページの「内容」です。パソコンにもスマホにも同じ中身を出している古いサイトは、内容の面ではそのまま索引されます。Google は、表示の速さや反応の良さ(Core Web Vitals)は順位を決める仕組みに使っていると書く一方、それ以外の使いやすさの項目は「直接は順位を上げない」としています(Google 検索セントラル「ページ エクスペリエンス」)。
スマホ対応は、順位を上げる近道というより、来た人に読んでもらうための前提です。損の中心は、検索よりも「来た人が帰ること」のほうにあります。
レスポンシブ対応とは
レスポンシブ対応とは、1つのサイトが、見る画面の幅に合わせて並び方を自動で組み替える作り方です。
- パソコンで見ると: 横に3列並んだ形
- スマホで見ると: 同じ内容が縦1列に並び、文字とボタンが指で扱える大きさになる
中身は1つなので、お知らせを1回直せば、パソコンでもスマホでも同じ内容になります。

ほかの作り方との違い
| 作り方 | 中身 | 更新の手間 |
|---|---|---|
| レスポンシブ | 1つのサイトが画面幅で組み替わる | 1回で済む |
| パソコン版とスマホ版を別に作る | ページが2組ある | 2回ずつ要る |
| パソコン版から自動でスマホ表示を作り、スマホの並びを別に直す | 中身は1つで、スマホの並びだけ別 | 中身は1回。並びの直しはスマホ側で別に要る |
3つめは、作成ツールの Wix(従来の Wix エディタ)の方式です。パソコンでの変更はスマホに反映されますが、スマホ側で直した並びはパソコンには反映されません。同じ Wix でも、Wix Studio は画面幅ごとに組み替えるレスポンシブの作りです(Wix ヘルプセンター)。ツールの違いはWix・STUDIO・WordPress比較を参考にしてください。
見積書の「スマホ対応」の見方
新しく作るサイトなら、スマホでの表示は最初から含まれているのがふつうです。見積書でスマホ対応が別の項目になっていたら、何が含まれているのかを聞いてください。一方、今あるサイトをスマホに合わせて直す場合は、スマホ対応そのものが作業の中身なので、費用がかかるのは当然です。見積書の読み方はホームページ制作の見積書の見方にまとめています。
自分のサイトを確かめる方法
ふだんパソコンでしか自社サイトを見ていないなら、この節の確かめ方を一度試してください。3分ほどで終わります。
方法1 ─ 自分のスマホで開く
| 見るところ | 対応できていないしるし |
|---|---|
| 文字 | 指で広げないと読めない |
| 横のはみ出し | 横にずらさないと全体が見えない |
| ボタン・リンク | 隣のリンクを押してしまう |
| 問い合わせフォーム | 入力欄が押しにくい、送信まで進めない |
電話番号は、文字で書かれていれば iPhone の Safari が自動で押せる形にするため、対応できているかどうかの見分けには使えません(Apple の開発者向け資料)。押してもかからないときは、番号が画像になっていないかを確かめてください。
方法2 ─ パソコンでブラウザの窓を細くする
パソコンでブラウザ(サイトを見るソフト)の窓を横に細くしていき、並び方が縦1列に組み替わればレスポンシブです。組み替わらずに右側が切れ、横に送るための棒(スクロールバー)が出るなら、対応できていません。
方法3 ─ 問い合わせを実際に1件送る
- 入力欄をタップして、文字が打てるか
- 送信ボタンが押せて、完了の画面が出るか
- 送った内容が、自分のメールに届くか

スマホで読まれる中身の工夫
並び方が画面に合っていても、中身がパソコン向けのままだと、スマホでは読まれにくくなります。
| 崩れやすい中身 | スマホで起きること | 直し方 |
|---|---|---|
| 最初の画面の大きな写真と飾りの文字 | 何の会社か分かる前に、指で送られる | 最初の画面に「何を・どこで・誰に」を文字で置く |
| 列の多い料金表 | 横にはみ出して、端の列が読めない | 列を減らすか、項目ごとに縦に並べる |
| 画像の中に書いた文字 | 拡大しないと読めず、検索にも拾われない | 文字は画像ではなく文章で書く |
| 長い段落 | 画面いっぱいの文字の壁になる | 段落を短く切り、見出しを増やす |
| ページの下にしか無い連絡先 | 読み終えた人が、上まで戻って探す | 電話・問い合わせ・LINE のボタンを画面の下に出したままにする |
画面の下に出したままのボタンの置き方はLINE公式アカウントとホームページの連携で、ボタンの先のフォームの見直しは問い合わせが増えるホームページの作り方で説明しています。
表示の速さも確かめる
スマホは、外出先の電波で見られることが多い端末です。パソコンでは気にならない重さでも、スマホでは表示を待たずに戻られます。
Google が無料で公開している PageSpeed Insights に自社サイトの住所を入れると、スマホで見たときの表示の速さの診断が出ます。点数よりも、どこが遅いのかの手がかりとして使ってください。
- 写真が大きすぎる ── 撮ったままの写真を、縮めずに載せている
- 動く飾りや部品が多い ── スライドする写真、外部の埋め込み、使っていない部品が残っている
- サーバーの反応が遅い ── サイトを置いている場所そのものが遅い
写真が原因のときは、写真の大きさを整えるだけで速くなることがあります。直しを頼むときは「表示の速さも見てほしい」と伝えておくと、見積もりに入れてもらえます。
費用を決めるもの
同じ「スマホ対応」でも、金額は次の3つで大きく変わります。見積もりを取るときは、この3つを伝えると話が早く進みます。
- ページ数 ── 直すページが多いほど増えます
- 元のサイトの作り ── 古い作りほど、部分的に直すのが難しくなります
- 内容の見直しを含めるか ── 文章や写真も新しくするなら、作り直しに近い費用になります
幅が大きい作業なので、複数の依頼先に同じ条件で見積もりを取ると比べやすくなります。リニューアル全体の費用の考え方はホームページのリニューアル費用相場、新しく作る場合はホームページ制作の費用相場で説明しています。
部分的に直すか、作り直すか
分かれ目は、サイトの中身がまだ今の事業に合っているかどうかです。
| いまのサイトの状態 | 向いている方法 | 理由 |
|---|---|---|
| サービス・料金・実績が今と合っていて、崩れているのは見た目だけ | 部分的に直す | 中身は使えるので、表示だけ直せばよい |
| 内容も古く、ページの構成も今の事業と合っていない | 作り直す | 表示だけ直しても、古い内容が読みやすくなるだけ |
| 自分で更新できない仕組みで、直してもまた古くなる | 作り直す | 更新できる作りに変えないと、同じことが繰り返される |

作り直すなら、サービス・料金・実績の中身、問い合わせにつながるページの構成、お知らせを自分で更新できる仕組みも一緒に見直すと、二度手間が減ります。依頼の段取りはホームページ制作の流れと期間、準備するものはホームページ発注前の準備リストにまとめています。
まとめ ─ 依頼の前に確かめること
- 自分のスマホでサイトを開き、文字・横のはみ出し・ボタン・フォームの4つを見る
- パソコンでブラウザの窓を細くして、並び方が組み替わるか見る
- サービス・料金・実績が今の事業と合っているかを確かめ、部分的に直すか作り直すかを決める
- 制作会社に、電話番号を押してかけられるか、地図アプリへのリンクが動くか、公開前に自分の端末でフォームを送って確かめられるかを聞く
LIT STUDIO のホームページ制作は 50,000円〜(5ページまで)で、スマホで見やすい作りが基本に含まれています。6ページ目からは1ページ10,000円です。AIを使って制作費を抑えている理由と、その分どこに気を付けるべきかはAIを使ったホームページ制作はなぜ安い?で説明しています。今のサイトの住所を添えてお問い合わせいただければ、部分的に直すか作り直すかの見立てからお伝えします。
よくある質問
Q.自分のサイトがスマホ対応か、すぐ確かめる方法はありますか?
Q.スマホ対応しないと、検索順位は下がりますか?
Q.Wixで作ったサイトはレスポンシブですか?
Q.スマホ対応の費用は、何で決まりますか?
Q.部分的に直すか、作り直すかはどう決めますか?
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