Shopifyでネットショップを作る費用 ─ 月額・構築費・アプリ代の全体像
いちばん安いBasicは月払い4,850円・年払い1か月3,650円、国内カードの手数料は3.55%。ここに構築費とテーマ・アプリ代が重なります。3層に分けて、何にいくら掛かるかを整理しました。

Shopify(ショッピファイ)は、月額料金を払って使うネットショップ作成サービスです。ただし、掛かる費用は月額だけではありません。お店を作る作業の費用、デザインの型(テーマ)や追加機能(アプリ)の費用、売れるたびに引かれる決済手数料が重なります。
この記事では、費用を「月額と手数料」「構築費」「テーマ・アプリ費」の 3 つに分け、2026年10月時点の公式料金をもとに、それぞれ何にいくら掛かるかを整理します。
Shopifyの費用は「3層」で考える
費用は、払う相手と払う時期が違う 3 つの層に分かれます。見積もりや料金表を見るときは、どの層の話かを先に確かめると混乱しません。
| 層 | 何に払うか | 払う相手 | 払う時期 |
|---|---|---|---|
| 1. 月額と手数料 | Shopify の利用料と、売上に応じた手数料 | Shopify | 毎月 |
| 2. 構築費 | お店の設計・デザイン・商品登録 | 制作会社やフリーランス(自分で作るなら 0円) | 開店前に一度 |
| 3. テーマ・アプリ費 | デザインの型の購入、機能の追加 | テーマやアプリの提供元 | 買い切り、または毎月 |

Shopify そのものの説明や向いている事業は Shopifyとは? に、BASE・STORES と月商ごとに費用を比べた結果は Shopify・BASE・STORES比較 にまとめています。
月額プランと手数料(2026年10月時点)
| プラン | 月払い | 年払い(1か月あたり) | 国内の Visa・Mastercard・JCB | Amex・海外カード | 外部の決済会社を使ったときの取引手数料 |
|---|---|---|---|---|---|
| Basic(ベーシック) | 4,850円 | 3,650円 | 3.55% | 3.9% | 2% |
| Grow | 13,500円 | 10,100円 | 3.4% | 3.85% | 1% |
| Advanced | 58,500円 | 44,000円 | 3.25% | 3.8% | 0.6% |
出典: Shopify 料金プラン(2026年10月時点。税込か税別かは公式ページに記載がありません)。大規模な店向けの Plus もあります。
- 年払いにすると約 25% 安くなります。 Basic なら年に 14,400円の差です
- クレジットカードで払う月額は、2024年5月から円建てです(ネットショップ担当者フォーラムの記事)
- 無料体験は 3日間で、その後 3か月は月150円で使えます
手数料は売上に比例して増える
月額とは別に、商品が売れるたびに決済手数料が引かれます。例えば Basic・年払いで、月商30万円をすべて国内カードで受けると、月額 3,650円+手数料 10,650円で毎月約 14,300円です。これにアプリの月額が加わります。
構築を頼む場合の費用 ─ 金額より作業の範囲
構築の見積もりは、依頼先と作業の範囲で数十万円から数百万円まで開きます(目安)。同じ「Shopify の構築」という言葉で、含まれる作業がまったく違うためです。金額を比べる前に、自分が頼みたいのがどの範囲かを決めます。
3つの範囲
| 範囲 | 主な作業 | お店側が用意するもの | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| A. 初期設定の代行 | 既製テーマの設定、決済・送料・特定商取引法の表記の設定 | 商品情報と写真のすべて | 商品数が少なく、登録は自分でやれる |
| B. 開店まで一通り | A に加えて、テーマの調整、商品登録、トップページの構成 | 写真と商品の説明の元 | 本業が忙しく、開店までを任せたい |
| C. 作り込み | B に加えて、独自デザイン、在庫・会計など外部の仕組みとの連携 | 事業の要件の整理 | 商品数が多い、他のシステムとつなぐ |
A の見積もりと C の見積もりを並べて「高い・安い」と比べても、判断の材料になりません。受け取った見積もりが A・B・C のどれに当たるかを、まず確かめます。
頼む前に数えておくもの
次の 4 つが分かると、見積もりのぶれが小さくなります。
- 商品の点数 ── 色やサイズ違いを含めて、何種類あるか
- 写真の有無 ── すでに撮ってあるか、これから撮るか
- 決済と配送の方法 ── カード払いだけか、コンビニ払いや代引きも要るか。冷蔵・冷凍の配送があるか
- つなぎたい仕組み ── 店頭のレジ、在庫表、会計の仕組みなど
見積書で確かめること
- 商品登録は何点まで含まれるか。超えた分はいくらか
- テーマ代・アプリ代は見積もりに入っているか、別払いか
- 商品写真の撮影・加工と、説明文の執筆はどちらがやるか
- 公開後の修正やサポートは、いつまで・何回まで含まれるか
「一式」とだけ書かれた見積書の読み方は 見積書の見方 で、発注の書類で見る項目は 契約書・発注書で見る項目 で解説しています。
Shopify構築にかかる期間と流れ
期間を左右するのは、制作側の作業の速さよりも、商品情報と写真がそろう速さです。
構築の流れ
- 打ち合わせと範囲の決定 ── A・B・C のどれか、商品点数、開店の目標時期を決めます
- テーマ選びと構成 ── トップページに何を並べるか、商品をどう分類するかを決めます
- 商品登録 ── 写真・説明文・価格・在庫数を入れます
- 決済・送料・法律上の表記の設定 ── 支払い方法、地域ごとの送料、特定商取引法に基づく表記を整えます
- テスト注文 ── 実際に注文して、決済・メール・送料の計算が正しく動くかを確かめます
- 公開 ── ドメインをつないで開店します
日数が延びやすいところ
- 商品の写真と説明文 ── 先にそろえておくほど早く開店できます
- 決済の申し込み ── 決済会社によっては審査があり、使えるまで日数が掛かります
- 送料の決め方 ── 地域別・重さ別・冷蔵便など、決めることが多いと社内の相談で止まりがちです
ホームページ制作全般の流れは ホームページ制作の流れと期間 に、開業を準備から集客まで通して見たい方は ネットショップ開業の流れと費用 にまとめています。
自分で作る場合の費用と手間
自分で作れば構築費は掛かりません。その代わり、公開までの作業を自分で引き受けます。
| 費目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 月額 | Basic で月払い 4,850円・年払い 1か月 3,650円 | 自分で作っても人に頼んでも掛かる |
| 決済手数料 | 国内カード 3.55%(Basic) | 売れた分だけ |
| ドメイン代 | 年数千円程度(目安) | 種類(.com・.jp など)と取得先で変わる |
| テーマ代 | 無料テーマなら 0円 | 有料テーマは次の節 |
| 構築費 | 0円 | 自分の時間で置き換える |
ドメインの意味は ドメインとサーバーとは? で説明しています。
公開までにやること
- 初期設定(店名・住所・連絡先など)
- テーマ選び(無料か有料かを決め、色や並びを整える)
- 商品写真の用意(撮影・切り抜き・サイズの統一)
- 説明文の執筆(商品ごとの特徴・サイズ・素材など)
- 送料と決済の設定
- 特定商取引法に基づく表記と、返品の条件の表示
6 は、ネット販売をする事業者に求められる表示です。返品の条件は、注文を確定する前の最終確認画面にも表示する決まりがあります。中身は消費者庁の 特定商取引法ガイド(通信販売) で確かめてください。3 の写真は 写真はスマホで十分? 撮り方のコツ が参考になります。
自分で作るか、頼むかの線引き
| 自分で作るのが向いている | 頼むのが向いている |
|---|---|
| 商品数が少ない | 商品数が多い |
| まず小さく試して反応を見たい | デザインで差を付けたい |
| 自分の時間を使える | 早く立ち上げたい |
| 既製テーマのままで構わない | 外部の仕組みとの連携がある |
Shopify は、自分で始めて、伸びてきたらデザインの手直しや機能の追加だけを人に頼む進め方もできます。判断の考え方は 自作と外注の比較 でも解説しています。実店舗のある小売店の方は、小売店のネットショップの始め方 と 小売店・ネットショップ向けのページ もあわせてご覧ください。

テーマ購入・アプリ費用
3 層目のテーマ・アプリ費は、見積もりに含まれていないことがある費用です。
テーマは買い切り
テーマは、お店の見た目と並びを決めるデザインの型です。無料のテーマもあります。有料テーマは Shopify テーマストア でドル建ての買い切りで売られていて、一覧に表示される例は 290〜380ドルです。第三者の集計では、有料テーマの中央値は 315ドル、400ドル以上のものも 1割強あります(ShopThemeDetector の集計・2026年8月)。1ドル 150円で計算すると、290〜380ドルは約 4.4〜5.7万円です。
- 無料テーマ: 0円。まず開店するには足りる構成
- 有料テーマ: 買い切り。見せ方や機能の選択肢が広い
- 独自デザイン: 構築費の中で最も高くなりやすい。差を付ける必要がある場合に検討する
アプリは月額制が中心
アプリは、標準に無い機能を足す仕組みです。レビュー表示・ポイント・配送日指定などを足せます。多くは月額制で、料金がドル建てのものも多くあります。
| アプリで足せる機能の例 | 何ができるか |
|---|---|
| レビュー表示 | 購入者の感想を商品ページに載せる |
| ポイント | 買い物のたびにポイントを付けて、再来店を促す |
| 配送日指定 | お客様が受け取り日を選べるようにする |

公開後に掛かる運用コスト
開店してからも、毎月決まって掛かる費用と、売上や活動に応じて増える費用が続きます。
| 費目 | 金額 | 性質 |
|---|---|---|
| 月額 | Basic で 3,650〜4,850円 | 毎月決まって掛かる |
| アプリ | 入れたアプリの合計 | 毎月決まって掛かる |
| 決済手数料 | 国内カード 3.55%(Basic)、取引手数料が掛かる払い方もある | 売上が伸びるほど増える |
| 集客費 | 広告・SNS・ブログなど | 手間か費用のどちらかが要る |
| 保守・運用の代行(任意) | 依頼先と内容で変わる | 更新や販促を人に任せる場合 |
ホームページ全般の維持費の考え方は 維持費・管理費は月いくら? で解説しています。
集客の予算を先に分けておく
ネットショップは、開店しただけでは人が来ません。広告・SNS・ブログなど、何らかの集客の手間か費用が要ります。作る予算を決めるときに、集客に回す分も先に分けておきます。
- 広告: 費用は掛かるが、開店直後から人を呼べる
- SNS: 費用は抑えられるが、続ける手間が掛かる
- ブログ・お知らせ: 検索から人が来るまで時間は掛かるが、記事が積み上がる

Shopifyの費用を抑える考え方
値切るより、高くなる要因を自分で減らすほうが、品質を落とさずに総額を下げられます。
- 年払いにする ── 月額が約 25% 下がります
- 払い方を絞る ── コンビニ払いや PayPay を足すと取引手数料が掛かるので、お客様に本当に要る払い方から用意します
- 有料テーマと自社の写真で、独自デザインを避ける ── 独自デザインは構築費を最も押し上げます
- アプリは無いと売れない機能だけにする ── アプリは後からいつでも足せます
- 写真・原稿・商品情報を自分でそろえる ── その分の作業が見積もりから減ります。準備のコツは 発注前の準備リスト、文章で手が止まるときは 原稿の書き方 が使えます
制度によっては、ネットショップの構築費が補助金の対象になる場合があります。詳しくは ホームページ制作に使える補助金 を読み、条件は中小企業庁や自治体の案内で確かめてください。
まとめ ─ Shopifyの費用は「月額+構築費+アプリ」の3層
予算を組む前に、次の点を確かめてください。
- 月払いと年払いのどちらにするか決めたか
- お客様に用意する払い方を決め、取引手数料が掛かるかを確かめたか
- 構築を頼むなら、見積もりの範囲(A・B・C)をそろえて比べたか
- テーマ代とアプリ代を、見積もりとは別に見込んだか
- 開店後の集客に回す予算を分けたか
LIT STUDIO では、Shopify でのネットショップ構築を 398,000円〜で承っています。お支払いは着手時と納品時に半分ずつが基本です。料金の内訳は 料金ページ に載せています。商品点数・写真の有無・決済と配送の方法が分かれば、お問い合わせ から概算をお出しします。
よくある質問
Q.Shopifyの月額料金はいくらですか?
Q.決済手数料はいくら掛かりますか?
Q.構築を頼むと、いくら掛かりますか?
Q.Shopifyは自分で作れますか?
Q.有料テーマはいくらですか?
Q.構築の見積もりが会社によって大きく違うのはなぜですか?
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