LIT STUDIO · Journal · 2026-10-28
「こだわり」と書く代わりに、ザクッと鳴らす
タグ: 見本サイト · 業種別 · 売り文句 · 写真
お店や会社のホームページでよく見かける言葉があります。「こだわりの」「丁寧な」「安心の」。どれも本当のことだと思います。ただ、同じ言葉はほかのお店のサイトにも書いてあるので、読む人の印象には残りにくいと感じています。
LIT STUDIO では、業種ごとに見本サイトを作っています(/for)。今は11業種で36本あり、どれも架空のお店・会社です。この見本で、売り文句を言葉だけで終わらせない作り方を試しました。
メロンパンなら、割った瞬間を見せる
メロンパン専門店の見本「こがね堂」の売りは、皮のザクザク感です。最初は「ザクザク」と文字で書いてあるだけでした。
今は、ページを下へ送っていくとメロンパンにひびが入り、ある所で一気に割れます。漫画の描き文字のような「ザクッ」が出て、かけらが飛び、割った瞬間の写真が広がります。下の動画は、その場面を実際のページで撮ったものです。再生すると、割れる瞬間に音が出ます。
音が出ます。実際のページ(こがね堂)では、ご自分で下へ送りながら試せます。
「ザクザクです」と書くより、ずっと伝わるのではないかと思っています。
業種ごとの「いちばんの瞬間」
同じ考え方で、どの見本にも1つ以上、そのお店のいちばんの瞬間を見せる場面を入れました。
- 運送(ほくと運送): 荷台の扉が「ガシャン」と閉まり、「ブロロロ…」と走り出す
- 清掃(おうちクリーニング ぴかり): 「キュッ キュッ」と磨いたところが「ピカーン」と光る
- 除雪(ホワイトスノー札幌): 暗い玄関前に除雪機が近づき、雪の幕が一気に吹き飛ぶ
- パン屋(ときのぱん): 朝7時半、オーブンが「チーン」と鳴って天板が出てくる
選んでいるのは、その業種のお客さんが頼んだあとに実際に目にする場面です。
音も用意していますが、最初は鳴りません。「音を出す」を押した人にだけ鳴ります。職場や電車の中で開いたときに、急に音が出ると困るからです。
クリニックの見本は、医療の広告には決まりがあるので、やわらかい表現だけにしています。大げさなことは書かず、痛そうな音も鳴らしません。業種によって、やってよいことと控えることは変わります。
写真は、文に合わせて1枚ずつ
場面を作るときに気をつけているのが、写真と文を合わせることです。「珈琲と甘いもの」と書いた段には、珈琲と甘いものが両方写っている写真を置きます。文を先に書いて、その文に合う写真を用意し、最後に見比べています。当たり前のことですが、ずれていると、読む人は意外と気づくものだと思います。
ご自分のお店の名前で見てみてください
業種別のページでは、お店の名前を入れると、その名前に入れかわった見本が開きます。見本の中でも、名前・色・写真・見出しをその場で変えられます。気に入った見本があれば、そのまま「この見本で作ってもらう」から相談できます。
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